子宝(妊活)カウンセリングは長野本院と東京分院の両方で受け付けています。

距離や時間などの問題でイリシア鍼灸院に通えないかたや、既に通われている鍼灸院がある方などへのワンタイム子宝(妊活)カウンセリングです。

イリシアの患者さんへはテキストと共に数回に分けてお話する内容を、3時間で一気にお話しながらカウンセリングをさせて頂こうと思います。

妊活について語る時に、酵素(こうそ)をメインに据える人というのは殆どいないと思います。

私が酵素について考えるようになったのは、鍼灸の癌治療に没頭していた頃でした。鍼灸の免疫治療というのは、一般的には癌治療のことなのです。

免疫細胞が癌をやっつける話。

聞いたことがありませんが?

癌に限った話ではありませんが、免疫細胞というのは何を使って敵をやっつけるかご存知でしょうか。まさか敵を蹴ったり殴ったり噛み付いたりするわけではないでしょう。

私も免疫力を強化するなんて言っておきながら、免疫力とは何か、全然知りませんでした。

イギリスのチャールズ国王が皇太子時代から肩入れしている肝煎りの自然療法の機関がいくつもあって、それを紹介する和訳された本を読んだ時に癌自然治癒のメカニズムを知って驚いたのです。

実は既に1902年にはスコットランドのジョン・ベアードという医師が、悪性細胞を破壊するメカニズムは膵臓で作られる酵素の働きであることを発見していました。

つまり、免疫細胞の武器というのは分解酵素なのです。

そして、ある種の補酵素(栄養素)が不足すると酵素の生産が減少することもその後次々と明らかにされていきました。

この話を書き始めると論文になってしまうので詳しくは書きませんが、身体にとっての異物は酵素で分解されます。タンパク質はアミノ酸に分解されますし、糖質は単糖類に分解されるとエネルギーに変わります。

脂肪は脂肪酸やエネルギーになりますね。

癌細胞やウイルスなどは淘汰されます。

そして分解された部品を使って新しいものに作り替えるのも酵素の働きによるのですが、作り替えるための設計図がホルモンなのです。

子宝と酵素についての事を書きます。

精子が卵子と出会う時、精子の核からはアクロシンという名のタンパク質分解酵素と、ヒアルロニターゼという糖質分解酵素が分泌されます。

この酵素が卵膜を溶かして卵子に穴をあけ、そこから精子が入室していきます。

これらの酵素が不足していると卵膜に穴が空かないので受精ができません。

精子の染色体は元々23本ですが、卵子は普通の細胞と同じ23対46本の染色体で出来ています。これが受精直前に酵素によって半分の23本に切られるのです。そして、精子の23本と結びついて46本の染色体を持つ受精卵が出来上がります。

この時卵子の対を形成する橋であるコヒーシンというタンパク質や橋を補強するシュゴシンいう名の補強剤に不具合があったり、橋を塩梅よく切断するための酵素が不足したりすると、モノソミーやトリソミーといった染色体異常がおきます。

こうした染色体異常は妊娠するケースはほぼありませんが、一部出産までたどり着くケースがあってそれがダウン症です。

コヒーシンやシュゴシンの働きについては日本の東京大学や理化学研究所が発見して科学誌に発表されました。

話を元に戻します。

無事に入室できた精子はすぐにお母さんの細胞である卵子の細胞を酵素で溶かして赤ちゃん細胞に作り替えていきます。

そして、卵管をダンスを踊るように子宮に向かって行って、子宮内膜にくっつく(ハッチング)のですがこれも受精卵の栄養膜から分泌される酵素の働きで粘着するです。

これが弱いと下方の子宮口に近い所に着床してしまうので前置胎盤になってしまいます。全前置胎盤は赤ちゃんの動きによって大量出血を引き起こす可能性があって出血多量の死亡例もあるので帝王切開で産む2ヶ月前くらいから入院して絶対安静です。

ハッチングで子宮内膜にくっついた受精卵はタンパク質分解酵素で深く潜り込み着床します。

酵素の働きで膜を張って免疫から攻撃されないように予防線を張り、胎盤を形成していきます。

妊娠7週頃にお母さんの膵臓からキモトリブシンというタンパク質分解酵素が大量に分泌されて胎児の膜を溶かします。これが不足すると胎児は出て来られなくなって死んでしまいます。

無事に膜が破れて胎児が剥き出しになると同時に今度は胎児の膵臓から酵素が分泌されるようになります。胎児は自分の酵素で栄養を肉体に変換したり、不要な物質を分解して排泄したりするようになります。

こうしたメカニズムが100年以上前に発見されていたにも関わらず、現代医学は酵素の働きを医学ではなくて栄養学の分野に追いやりました。

そして、バクテリアやウイルスをやっつける物質を薬と称してビジネスを展開するようになり、癌細胞に至っては切り取るか、焼き切るか、薬で叩く以外は認めない、それ以外は違法にしてしまったのです。

生殖医療は精子と卵子を人工的に結びつけて培養し胚盤胞まで育てた上で母体に戻すものになりました。

生殖酵素へのアプローチは僅かに女性ホルモンの投与による酵素の働きを促す指示書だけです。

医学部で教わらないので、医者の多くは酵素の働きについて知りません。

癌細胞は高額な抗がん剤で叩くのが現代医療というビジネスなので、癌細胞が酵素ごときで分解されては困るのです。

私は酵素活性でこれまで何人も癌を自然治癒させて来ました。だからこうして闇に・・とまでは言いませんが、徹底的に無視されて隅に追いやれています。

もう、公的医療機関では働かせて貰えないでしょう。別に構いませんが。

そして、この酵素の働きの重要性の極めつけは、テロメアーゼという、生殖細胞、幹細胞、癌細胞のみで働く酵素の存在です。

細胞の核にある染色体の両端にはテロメアと呼ばれるタンパク質があります。テロメアの長さは人間の生物学的な余命を意味しています。

染色体が分裂するたびにテロメアは短くなっていきます。老化によって生きられる時間が短くなっていく事を意味しています。テロメアーゼという酵素はそんなテロメアを保護して伸ばす作用があります。余命補強酵素なのです。

幹細胞は細胞分裂で壊れた箇所を修復できる万能細胞です。幹細胞で酵素活性が起きると人は若返ります。老人になっても傷が綺麗に治るのは幹細胞が補修してくれるからです。

精子と卵子は細胞分裂でテロメアが短くなっていくと、生まれてくる赤ちゃんの余命が初めから短いという恐ろしい現象を引き起こすことになってしまいます。

そのため精子と卵子の細胞ではテロメアーゼ活性が起こって常に赤ちゃんの余命が充分にあるように出来ています。

ただ、もしもこの機能がバグを起こして、人がいつまでも若くて生殖能力が衰えないと、不老不死みたいな問題が起きてしまいます。そこでもう一つ、癌細胞にも無限に増殖させるためのテロメアーゼ活性が起きるようにして、いつまでも若々しい人を癌で殺す機能が備わっているわけです。

老いは拒むのではなくて、相応に受け入れながら美しく老いていく事を考えた方が健康に生きられます。そういえば、いつまでも元気で若々しくいようと頑張る人ほど癌になりやすいように見えます。

ありのままを受け入れるかたのほうが健康で長生きしてますよね。

赤ちゃんがほしいかたには、生殖細胞のテロメアーゼ活性がマストです。

体外受精をして質も形も良いのに、途中で胚分割をやめてしまう受精卵があります。受精卵細胞のテロメアが短いと、胎児まで育つ事は絶対にありません。

何故ならばテロメアがそういう機能を有するタンパク質だからです。

妊娠判定に利用されるhcgというホルモンがありますが、このホルモンが体内から検出される時は次の妊娠は絶対に起きません。妊娠中に次の妊娠が起きないのはhcgの作用によるものです。

まあ、起きたら怖いですよね。

「今妊娠6ヶ月なんだけど、旦那がどうしてもやりたいって言うからやったんだよ。そしたらさあ、妊娠中なのにまた新しく妊娠しちゃった。てへっ」

テヘペロじゃないですよね。

そんな生き物はいません。hcgと同じでテロメアが短ければ絶対に妊娠することはないのです。

生殖細胞のテロメアも細胞分裂するたびに短くなりますが、25才まではテロメアーゼが補修して妊娠可能な長さに戻しています。

25才以降は完全に個人差です。

生殖酵素であるテロメアーゼ分泌量が足りないと、年齢に関わらず妊娠できません。

そして、分泌不足が起きる可能性は25才くらいからあるということです。

私は20年前から、癌治療も子宝治療も酵素だと目星をつけて、ずっと研究してきました。

どうしたら免疫酵素や生殖酵素を増やす事ができるのか。

酵素活性を促す方法はアメリカの大学が既に発表していますが、食事と有酸素運動と、良好な人間関係と質の良い睡眠なのだとか。

テロメアやテロメアーゼについてはこんなに高度な事を調べられるのに、日常生活で酵素活性を行う方法となると途端にいきなり低レベルな話になります。

お金になる分野と、お金にならない分野とでこんなに露骨に差が出るのですね。

ライフスタイルを改善するレクチャーなんてビジネスにはなりませんから、優秀な医療者はやりません。そんなこと専門にしたら医局から追い出されます。

医学界がやらないから、私にチャンスが巡ってきたと前向き捉えて、テロメアーゼを含む生殖酵素活性をイリシアの患者さんではない人にもレクチャーします。更に個人の体質に合うような方法をカウンセリングさせていただきます。

隙間ビジネスみたいに捉えられるかもしれないけど、私にはこちらが医学の王道なのです。

鍼灸の全身治療は酵素活性に適しています。

イリシアには通えないかたもご自宅のお近くで是非お探しください。

そして、20年間多くの患者さんにご協力いただき導き出した生殖酵素活性に適した食材、食品、調理法などついても詳しくお話します。

食材やサプリメントについては、現在一部の食品(1000円の味噌)を除き原則的にこちらでは販売しておりません。

購入先は教えますから面倒でもご自身で購入してください。商品管理や販売が苦手なのでご容赦ください。

また、安易にこちらで得た情報として商品などをSNSなどで拡散すると、生産先が小さな会社だと長期欠品を引き起こすことになります。

以前仲がよかったブロガーさんに教えたところ彼がブログで紹介して、Amazonからも商品が消えてしまいました。

企業秘密にしているわけではありませんが、買えなくなるのは困ります。

ご理解ご協力ください。